4才長男の扁桃肥大&アデノイド肥大について

「この子疲れやすいでしょ」
先生のその一言で、今まで感じていた小さな違和感が全て線で繋がった・・・!

今回は長男の扁桃&アデノイド肥大についての現状、そして手術(恐らくすることになる)の様子をレポートしていきたい。

扁桃肥大&アデノイド肥大について

簡単に言うと、喉ちんこの両側&鼻の奥が腫れている状態である。

扁桃と アデノイドはリンパ組織が集まったもので、体が感染に抵抗するのを助ける役割を果たしている可能性があります。これらは、のどを通って侵入してくる細菌やウイルスを捕らえ、抗体をつくります。扁桃とアデノイドは2~6歳の小児で最も大きくなります。
扁桃はのどの奥の左右両側にあります。アデノイドはさらに奥の高い位置にあり、鼻腔とのどがつながっている場所に位置しています。扁桃は口からは見えますが、アデノイドは見えません。

扁桃やアデノイドの腫れは、以下のような、より深刻な問題を引き起こす場合には問題とみなされます。

  • 慢性中耳炎と 難聴:耳管の閉塞や中耳内の体液貯留によって生じます。
  • 繰り返す副鼻腔感染症: 副鼻腔炎を参照してください。
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群:扁桃やアデノイドの腫れがあると、いびきや短時間の無呼吸が睡眠中に起こる場合があります。その結果、血液中の酸素レベルが低下し、頻繁に目が覚めたり、日中に眠気を催したりすることがあります。まれに、扁桃やアデノイドの腫れが原因で起きた閉塞性睡眠時無呼吸症候群に、 肺高血圧症やこれによる心臓の変化(肺性心)などの重篤な合併症を伴う場合があります。
  • 体重が減少する、または体重が増えない:感染症に起因する痛みがあったり、呼吸をするのに常に努力を要したりするため、十分に食事をとれない場合があります。

MSDマニュアル-家庭版

4才長男 扁桃肥大に気がついた時

息子の扁桃肥大に気がついたのは半年ほど前である。
歯磨きをしようとした時に、「喉が腫れている!」とびっくりした。
その時の写真がこちら▼

(扁桃腺が腫れ、喉ちんこが隠れてしまっている)


次の日にかかりつけの小児科で診てもらい、先生からは以下2点のお話があった。
・生まれつきのもので、成長とともに小さくなっていくから心配することではない
・もし寝ている時に無呼吸の状態が10秒以上続くなら手術も考えないといけないので教えて欲しい


無呼吸については、寝ている時に2秒ほどイビキが止まるなと思うことはあったが、
その程度では問題ないとの事だったためそのままにしていた。

「この子疲れやすいでしょ」・・・先生から言われた一言

それから半年後の2023年5月。別件で同じ先生に診てもらっていると、息子の喉を診て一言
「この子疲れやすいでしょ」と。

続けてお話にあったのは、
・扁桃腺が大きいと呼吸がしにくい
・息苦しくなって夜に何度も起きてしまったり、熟睡できなかったりする
・睡眠時間が足りないと疲れやすく、イライラしやすい
・浅い睡眠が多いので、睡眠時間としては長い

先生のお話に私は大きく頷いた。そして今までの長男に感じていたちょっとした違和感が全て線で繋がったのである。
現在の写真がこちら▼

長男の特徴

扁桃肥大による影響で、長男に当てはまる特徴を書いていきたい。


①疲れやすい
4才半の今でも昼寝する日が多く、1〜2時間ほどする。
同年代の子とかけっこをしても、思い切り走らずに、途中で走るのをやめてしまう。
よく「疲れた」と言葉にする。

②口呼吸
新生児の頃から口呼吸で、口ポカーンが基本。

③いびきをかく
こちらも新生児の頃から。
当時の会社の先輩に「赤ちゃんでいびきかく子はじめて!」と言われ、それが普通でないことに気がついた。

④イライラしやすい
イライラという表現は少し語弊があるかもしれないが、長男は小さい頃から本当によく怒り、泣く子だった。

15秒間の無呼吸で手術を念頭に考える

先程の息子の特徴は扁桃肥大によるものだったのかと、心配な気持ちとともに原因がわかってスッキリもした。

そしてこのタイミングで息子のイビキが15秒間止まっていたことがわかる。
(先生に聞いた話を仕事中の夫に話したら、すぐ電話がかかってきて丁度前日に呼吸が止まっていて心配していたという話があった)

すぐに先生に電話でこのことを伝えた。
とりあえずその動画をとってきてもらい、それから総合病院へ紹介状を書きますとのこと。
無呼吸になることは十分な睡眠が取れないだけでなく、脳への酸素量も少ないので発達にも影響出ると言われる。

ただ、ネットで扁桃手術について調べると「全身麻酔」と出てくる。
まだ4才半の小さな体で全身麻酔は怖い。
もう少し慎重に考えたい。違う病院でも診てもらおうと耳鼻科へ行くことに。

耳鼻科でアデノイド肥大が発覚

息子は初めて耳鼻科を受診(健診は除く)。
今思えば口呼吸も気になっていたし、もう少し早く行っておけばよかった。

先生からは「アデノイドも大きいねえ。扁桃もかなり大きいし、これは呼吸が苦しいはずよ〜」と。
(可愛らしいおじいちゃん先生。喋り方もオネエ感あってかわいい。)

扁桃切除手術とアデノイド切除手術について

耳鼻科の先生が言っていたこと
・扁桃切除手術と一緒にアデノイドも切除手術できる
・入院期間は約1週間
・全身麻酔で手術は1時間ほどの簡単なもの
・麻酔が切れたら痛い
・耳鼻科医が最初に覚える手術で、誰がやっても一緒

手術をするメリット・懸念点

そして手術をするメリットと懸念点もおじいちゃん先生に聞いた。

メリット
・扁桃・アデノイド肥大を手術した子と、してない子とで
小学校6年生時点で学力を測ったら、雲泥の差があることが分かった。(論文が出ているとのこと)
睡眠がしっかり取れてないから日中ぼーっとしてしまって、授業に集中できず学力が下がるとのこと。
・今のままでは全力で運動ができない。すぐに苦しくなってしまう。

懸念点
・出血多量から死に至るケースもある

小児の扁桃摘出術後の死亡率は0.01%以下

メディカルオンライン

扁桃摘出術による出血はあまりみられない合併症ですが、2回のピーク時、すなわち術後24時間以内または約7日後に起こることがあります。術後の出血は小児では重篤になる場合があり、生命を脅かすことさえあります。手術後に出血がある場合は、医療機関を受診する必要があります。

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手術には必ずリスクもある。
でもそのリスクを超えるメリットを感じられたので、手術をする方向で考えたいと思った。

息子の未来を考えたら手術一択!

小児科と耳鼻科お二方の先生に診てもらい、私たち夫婦は手術を決意。
すぐにでも紹介状をもらいに行きたいところなのだが、まさかの胃腸炎で息子たちダウン〜

なので想像ではあるが今夫婦で話している内容は、
・入院は母子同室で私も一緒に1週間病院に泊まる(泊まれる病院であれ!;;)
・次男は夫の在宅ワーク+祖父母に日中遊びに来てもらうで対応
・夫の仕事の関係上7月に手術できたらいいな
こんな感じである。

初めは手術に不安があったものの、今では少しでも早く手術させてあげたいという気持ちに変わってきている。

今後の経過についても発信していきたい。

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